正直、最後までS20にするかRFA5にするか迷いました。
価格もRFA5 Sport並(S20が\155,000でSportが\150,000)と安いのに何故ANCHORにしたのか。理由は3つあります。
1.コンポが105フルセットだった
最初は、RFA5 Sport(新ティアグラ仕様)と同じ価格帯で105を使ったロードが買えるのかー、これはお買い得!と思っていました。しかし、S20のスペック表を良く見ると105フルセットを使っているわけではないことに気付きました。
赤枠が105ではないパーツ
ハブやチェーン、カセットはまだいいとして、ブレーキキャリバーが(型番から判断するに)2300クラスというのはちょっといただけません。シマノ製なので、TREKの2.1で使われているノーブランドのものよりはマシなブレーキなのでしょうけど。
これはエントリーモデルならではの価格を抑える工夫なのだと思いますが、ANCHORはEquipなら105、Sportrなら新ティアグラをフルで使用しているんですよね。このあたりのストイックさは日本メーカーならではのこだわりなんじゃないかと思います。
2.セミカスタムができる
ほとんどのメーカーのロードバイクはフレームサイズと2~3種類のカラーくらいしか選択肢がありません。
しかし、ANCHORの場合は(車種やカラーによって制限はありますが)多彩なカスタマイズが可能となっています。
例えばフレームサイズだけではなく、ハンドルバーの幅やステムの長さを変更して本当に自分に合ったポジションを出すことができますし、クランクやスプロケットをコンパクトなものに変更して坂道を登攀しやすくすることもできます。
もちろん径の大きなものも選べるので、脚に自信が無い初心者だけでなく、練習用のサブマシーンを購入するローディーにも向いていると思います。
また、自分がオーダーしたレーシングカラーでは出来ないのですが、シングルカラーを選べばオリジナルネームを入れたり、ロゴの色を変更したりすることも可能です。
バーテープやワイヤー、サドルの色も複数選択肢が用意されているので、フレームカラーに合わせてをチョイスすることもできます。
こうなるともうセミオーダーメイドのバイクと言っていいと思います。その分納車までの期間が長くなるのだと思いますが、「自分の専用機を組み上げる」感が強いのでワクワクしながら待っていられます。
納車までの期間も楽しめるっていうのはいいことですよね。
3.用途に適したフレーム設計
自分の乗り方は、レース参加ではなくポタリングや週末ライドがメインになると思います。
そうなると、レース向けではなくロングライド向けのジオメトリのものが欲しくなります。
フレームのどこで用途が別れるかと言うと、トップチューブがアーチ状になっている(これをスローピングと言うそうです)ものがロングライド向けで、まっすぐなもの(ホリゾンタルと呼ぶようです)がレース向けなのだそうです。
スローピングには、(詳しい理屈は分かりませんが)フレームの剛性アップや振動吸収性の向上といった効果があるそうです。
剛性が高いと何が変わるのかはちょっと分かりませんが、振動吸収性が高ければ長く乗っても身体へのダメージが軽いのだろうな、ということは想像できます。
ちなみにS20とRFA5を比較してみると、RFA5がスローピングでS20がホリゾンタルであることが分かります。
上がRFA5、下がS20
こういった理由から、購入車種をRFA5にしたわけです。
車種が決まった後すく注文したわけではなく、今度はコンポを105にするか、新ティアグラにするかでかなり悩みました。
価格差は3万ほどなのですが、今の自分には極めて大きな価格差です。
新ティアグラも10段になったし、そもそもビギナーには違いなんて分からないだろうと思いましたが、もし後で105に変えたくなった場合、105の価格+工賃で約9万円が加算されるわけです。
結構悩みましたが、長く乗るモチベーションを保つために105が使われたEquipにしたのでした。
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