2012年8月24日金曜日

GOLDWIN ドライヘルメットアンダー購入

直接ヘルメットを被って走っていると、額のところにたまった汗が落ちてくるのが煩わしくなってきたので、ヘルメエトアンダーを購入しました。これを着けていると少しヘルメットがキツくなってしまうのですが、吸水性と速乾性があるため、暑い中でも比較的快適に走ることができます。

GOLDWIN ヘルメットアンダー


また、走行中に水を被った時、布全体に染みこむため、全体的に冷やすことができます。無い状態で水を被ると直接顎から滴り落ちてしまうんですよね。今回買ったのは水泳キャップのようなものですが、首筋の日焼けを防ぐために後ろに布がついたタイプやバンダナタイプのものもあるようです。色々試してみたいですね。

2012年8月19日日曜日

三浦半島一周(はじめての100km超え)


綺麗な景色とほどよい距離、美味しい海鮮が食べられるなどの理由から、関東の自転車乗りの間でかなりメジャーなルートである三浦半島一周に行って来ました。

発起人は大学時代の先輩であるくま先輩。過去に何回もトライアスロンを完走しているバリバリのアスリートです。三浦半島一周の経験も豊富で、ルートは全てお任せ。こちらは黙って着いて行けばいいだけなので気楽に楽しめました。しかし、くま先輩には最近自転車にハマった自分をふるいにかけようという心積もりがあったそうです。なんと恐ろしい…。

ちょこちょこ夜に走っているのが良かったのか、大きく遅れてしまうようなことはありませんでした(坂を除く)。もし足を引っ張ってしまっていたらどうなっていたのかは分かりませんが、とりあえず一安心といったところです。

先輩の愛機はANCHORの1世代前のハイエンドレースモデルであるRHM9(現在はRIS9にモデルチェンジしています)。ANCHORのバイク同士で走れるんだーと楽しみにしていましたが、あれは決戦用とのことで練習用のロードでの参加でした。フルカーボンですしね。練習+通勤+ロングライド用バイクとのことでしたが、ホイールはカンパのニュートロンを履いていました。海外通販で安く入手したそうですが、それでも8万くらいだったそうです。


ニュートロン・ウルトラ(2012年モデル)/102,900円(メーカー希望価格)


奥の白いフレームがくま先輩の練習用ロード

くま先輩以外の同行者は同じく大学時代の先輩であるBB先輩とにゃぽ先輩のお二人。BB先輩はくま先輩のお下がりのクロスバイク(をドロップハンドルに改造したもの。パーツの調整にひどく苦労したそうです)で、にゃぽ先輩はルイガノのクロスバイクに乗っていました。


BB先輩のドロハンクロス


にゃぽ先輩のルイガノ

集合時間の30分前に桜木町駅に到着。駅の蕎麦屋が目に入ったので、走る前に腹ごしらえをすることにしました。家を出る前に食べて来たので、この日はこれが2回目の朝食。出来合いの麺でしたが、つゆをお店で作っているようで結構美味しい蕎麦でした。割り箸を割ってさぁ食べようと思ったときにくま先輩から到着した旨のメールが着信。急いで食べて駅前の広場に向かいました。


駅そばの500円セット

駅前の広場でくま先輩と合流し、自転車を組み立てている間にBB先輩とにゃぽ先輩も到着。自分以外は全員自走組でした。

8:30頃に桜木町を出発。まずは最初の補給地点である5kmほど先のコンビニ(ファミマ)を目指します。途中通った横須賀街道沿いの運河(川かも)が陽光を反射していて綺麗でした。

30分ほどでファミリーマート磯子丸山二丁目店に到着。自分は霧島の天然水1Lを購入して20ozボトルと24ozボトルに注ぎました。20ozボトルにはメダリストのアミノダイレクト5500を投入。先輩がたはコンビニに立ち寄るごとにロックアイスを購入していたので、毎回氷を分けてもらいました。ありがとうございます。


アミノダイレクト5500

その後は横須賀に向かったのですが、ここ5ヶ月ほどデスマでロクに運動できていなかったというにゃぽ先輩が体調不良でダウン。ゆっくりペースで小休止を取りながら進みました。それにしても、この日は我々と同じように日程をずらした人が多かったのか、ロード、クロス、MTBとたくさんの自転車乗りが走っていました。一度など、10台くらいの集団を見かけました。トゥークリップを付けて走っている人を初めて見かけました。クラシックスタイルのロードではないのに付けているとは珍しいと思います。

横須賀では湾内に潜水艦が停泊していたり(自分は気づきませんでしたがBB先輩曰く2隻いたそうです)、USネイビーがドミノピザで山積みのピザ箱をワゴンに積み込んでいたりと、普段見られない光景を見かけました。


前を牽くくま先輩

10:40頃に2回目の補給ポイントであるミニストップ横須賀平成町店に到着。先輩方はアイスを購入していましたが、一個食べきる自信が無かったのでパス。20ozボトルの残量が僅かになっていたので、購入したボルヴィック500mlを追加投入したのですが、アミノダイレクトの風味が僅かに残ったまずい水になってしまいました。次からは飲みきってしまうことにしましょう。それにしてもコンビニのレシートは便利な記録ですね。ブルベでCPとして使用されているのも頷けます。


ミニストップ横須賀平成町店

少し空腹感を感じたので、出発前にハニースティンガーのワッフル(バニラ味)を食べました。天然由来成分だけを使用していることをウリにしている商品です。実際、なかなか美味しいと思います。


ハニースティンガー(バニラ味)

また、ここでにゃぽ先輩が限界とのことでDNF。次はもっと鍛えて来るとリベンジの抱負を語って自走で帰還していきました。

横須賀を出発してR16を南下。三浦一周したブログでよく見かける馬堀海岸が左側に広がります。海が見えるとなんともいえずテンションが上がりますね。チラチラを左に広がる海を見ながら走りました。

観音崎公演には寄らずにそのまま通過。横須賀美術館の庭では大勢の親子連れがシャボン玉を作っていました。何かイベントがあったのでしょう。また、観音崎海水浴場を通った時間がちょうど昼どきだったので、バーベキューの良い匂いが鼻腔をくすぐりました。羨ましいですなぁ。ちなみに先輩達は「金持ちとリア充どもの匂いだ」と吐き捨てていました。


海水浴客が大勢来ていました


久里浜

浦賀を通過し、次の補給ポイントである久里浜のコンビニに到着したのが11:50くらいでした。くま先輩はこの時点で結構疲れたと言っていました。そりゃ板橋から自走してきたうえにここまで先頭を牽いてきたのだから疲れもするよなぁと思ってみたり。疲労はそんなでもなかったのですが、さすがに暑かったので自分もガリガリ君を買って食べることにしました。

外の段差に座って齧っていたら、「やっぱみんなガリガリ君なんだなーw」と言う声が。補給に来ていた別のローディーさんたちです。話を聞いてみると我々と同じように三浦一周をしているのだとか。もしかしたらまたお会いするかもしれませんねーと言って、我々は出発。

R212沿いの火力発電所(少し前は休業していたらしいですが、今は全力稼働中とのこと)を見つつ走ります。正確には覚えていませんが、確かR215の劍崎あたりの坂が辛かった。横須賀で休憩している時に昼飯前に結構キツい坂があるよ、と言われていた坂はあそこだと思います。

こちらはインナーローでハァハァ言いながら上ったのですが、目の前をBB先輩が低いケイデンスですーっと上っていったのが気味悪かった。なんなのあの人。トルク重視にも程がある。

ホイールがR-SYSになって軽くなっていたことと、ロー28Tのスプロケを導入していたのでまだマシだったのだと思います。旧ホイール+旧スプロケだったら足を着いていたかも。ただ、早々にインナーローにしてしまうのではなく1段くらいはうえのギヤでいけたんじゃないかという気も(根拠無く)していたので、前の仕様でもなんとかなったような気もします。この辺は気力というか、我慢しだいですしね。

ちなみに、この後坂が3~4箇所ほどありましたが、この最初の坂が一番キツかったですね。引き足を使うことを意識してシッティングで(ダンシングのやり方知らないので)登ったのですが太ももがジンジン痺れました。あれは毛細血管に血液が勢い良く走る感覚なのかな?

その後、すいか畑の横を走り抜けて城ヶ島へ。城ヶ島大橋料金所を通る時、料金を払わなかったのでいいのかなぁと思ったのですが、自転車は無料なんですね。「軽自動車:50円」を「軽車両:50円」と見間違えていました。


すいか畑


三崎港に入港する船

この橋は高いところを通っているので、眼下の景色が良かったのもあって気持ちよく走れました。橋から島に入る時の坂(ぐるっとRを描く割と長い坂でした)を降りるのも楽しかったですね。後で帰りはこの坂上るんだよと言われるまでは、ですけどw

13時頃にくま先輩行きつけの定食屋さんに到着して昼食タイム。冷えたビールを飲んで座敷に寝転がりたかったのですが、ぐっと我慢。ここのおかみさんは優しそうな人で、丁寧に出迎えてくれました。


梶ノ亭


三色丼(大盛り)

食後、出発してすぐに久里浜で会ったローディーさん達とすれ違いました。向こうはこちらに気付かなかったようですけど。先ほど降りた坂を上がり、14:15頃にセブンイレブン三浦初声店に到着。水が切れかけていたので、サントリーの天然水1Lとガリガリ君ソーダを購入。このあたりで軽い頭痛がしていたのですが、軽い熱中症になりかけていたのかもしれません。余った水を被って強制冷却するものの、結局この日は最後まで頭痛が消えることはありませんでした。幸い頭痛が酷くなることはなく、翌日には綺麗に消えていました。

その後R134を北上して葉山に至りました。15:20頃にくま先輩オススメのマーロウ葉山店に到着。大変混んでいましたが、20分ほど待って店内へ。汗臭い男三人でおしゃれな店内に入っていいものか迷いましたが、先輩達は慣れたものです。すっと店内の席に座っていました。


秋谷あたりの海

自分は葉山店8周年記念の限定商品、葉山ロイヤルパンプリンをオ-ダー。美味しいけど、密度が高くてかなりお腹にたまります。くま先輩はよく2個も食べれるなぁ…。頑張れば3個はいけると豪語してましたけど。


いい感じのテラス(店内で食べたので使いませんでした)


葉山ロイヤルパンプリン


先輩方のオーダーしたプリン

マーロウでこの後の予定について少し話しました。当初の予定では逗子駅から輪行するつもりだったのですが、まだ余裕があったので桜木町まで戻ることにしました。100kmオーバー走っておきたかったのと、三浦半島一周というからには円を閉じておきたかったというのもあります。

そういえば、葉山から逗子に抜けるトンネルは歩道と車道の間に広い路肩が作られていて非常に走りやすかったです。どのトンネルもあんな感じに整備してくれたらありがたいのですが。


広い路肩を走るくま先輩

途中、ここまで先頭を牽いてくれたくま先輩が流石に疲れてきたということでBB先輩と先頭を交代。桜木町までの間に1回コンビニで休憩し(ここでは買い物しなかったので場所と時間は分かりません)、17:56頃に関内に到着しました。

この道をまっすぐ行けば桜木町駅だよ、というところで先輩がたと別れた(先輩がたは自走で帰った)のですが、なぜか迷ってしまって関内駅に戻ってしまったんですよね。ちらっと二郎関内店に行こうかとも思いましたが、流石に気力が湧かなかったので素直に帰ることにしました。ちょうど同じ頃に友人が関内店に並んでいたみたいなのですが、各地の二郎がお盆休みで人が集中したのか、100人待ちの大行列ができていたそうです。行こうと思わなくて正解でした。

そんなわけで、京浜東北線で関内駅から上野まで、常磐線で取手まで輪行。途中、山手線が人身事故で運転を見合せていたようで、その分の乗客が京浜東北に乗ってきていました。通勤ラッシュほどではないにせよ、社内は結構な混雑でした。買ったばかりのR-SYSのカーボンスポークに誰かがぶつかって破損するんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、幸い何事もありませんでした。

取手駅で自転車を組み立てて、自宅まで自走で帰宅。この日は115kmほど走ったのですが、思っていたほど足の疲れは残りませんでした。翌日は筋肉痛でパンパンになるかと思っていたんですけどね。
この日のルート


走っている間は足よりもバックパック(初めての三浦一週ということで気負って荷物を入れすぎた)の重さがかかった肩と腰の方が辛かったです。しかし、何よりも辛かったのがお尻でした。サドルと坐骨が接する場所と、レーパンのパッドの縫い目がちょうど一致している感じだったので、長距離乗っているうちに擦れて痛かったんですよね。もうすこし座面側のパッドが広いレーパンを探してみようかな。シャモクリームとか使えばマシになるのかもしれませんが。

あと、取手駅に着いたら片方クリートカバーが無くなっていました。どこで落としたんだろう。全然気付きませんでした。まだ2回しか使ってないのに勿体無い…。

終わってみれば、もう少し走りたいなーと思うくらい楽しいサイクリングでした。くま先輩、BB先輩、にゃぽ先輩、有難うございました。またどこか行くときはご一緒させてください。

2012年8月18日土曜日

R-SYS導入と旧ホイール引取り


金曜にOTR守谷店でR-SYSを組み込んでもらいました。事前にもしかしたら…と言われていたのですが、チェーンの長さが短いということでDURA-ACEのCN-7901と交換することに。現行のCN-5701と比較するとだいたい15g減となります(平均値だと7901が252g、5701が267g)。

CN-7901

CN-5701

交換したてでピカピカのスプロケとチェーン

だいぶ印象が変わりました。ホイールの影響はやっぱ大きい。

WH-R501-30-LはR-SYSに比べるとリム幅が広いため、使用する際はリヤブレーキのクイックレリーズレバーを上げないといけないそうです。それでも効きが悪い場合はケーブル調整ナットを回して微調整してください、とのこと。

また昨日のエントリでも書きましたが、カーボンスポークはリムとハブで固定してあるので、ニップルを回して振れ取りはしてはいけない(できないから関係ないですけど)ということと、ある程度距離を走ったらサドルを固定してホイールを横に揺らし、ガタつく感じがあったら玉当たり調整をしてくださいと説明を受けました。

R-SYSはベアリングの構造が簡単になっているので、気になるのであれば1,000kmくらいを目安にガタつきの確認をするのが良いそうです。一回玉あたり調整工具で緩めてからグッと抵抗を感じるくらいまで締めてくださいとのこと。締めすぎるとホイールの回転が渋くなってしまうのだそうです。

この日は自走で来たので、WH-R501-30-Lは一旦預かってもらって後日取りに行くことにさせてもらいました。18日に三浦半島一周に行く予定だったので日曜にうかがうつもりだったのですが、天候が思わしくなく三浦は1日延期。土曜にホイールを受け取りに行ってきました。

ついでに金曜に買い忘れた予備チューブを購入。こ~ぢ倶楽部からの帰りで予備を一個使ったのでその補充です。購入したのはBontragerのスタンダードチューブ。700x18-23C(バルブ長48mm)で、110gとのことです。


スタンダードチューブ

帰りがちょうど昼時だったので、OTR守谷店の近くにあるハンス・ホールベックでちょっと豪華なランチを食べました。ここはドイツハムソーセージマイスターである小島豊氏のお店で、グルメポタリストの間では結構有名なお店なのだそうです。ちなみに、HPにも書いてありますがルフトハンザドイツ航空の成田発フランクフルト、ミュンヘン行のファースト/ビジネスクラスの機内食に選ばれ続けている一品を作っているお店です。

ランチメニューの看板

エルディンガー・ドゥンケル

前菜

パンとスープ

ライニッシュザウアーブラーデン

イエファーピルスナー

パンは皮がパリパリで中がモッチリしていて、スープに浸して食べるとすげえ美味しかった。ザウアーブラーデンには、ドイツでもごく一部でしか付いてこないモッチモチのじゃがいものパンケーキ(写真右上の丸いヤツ)が付いてきていて、かなり満足度の高い逸品でした。

また、守谷に行くときは大抵自走で来るのでビールが飲めません。この日は珍しく電車で来ていたので、これ幸いと痛飲してきました。エルディンガー・ドゥンケルは凄くしっかりした味でメチャメチャ美味かった。

それと比べると、イエファー・ピルスナーはうーん、といった感じ。飲んだ順番が逆なら美味しくないなぁとまでは思わなかったと思うのですが。

ビールと美味い飯を補給した後は、炎天下にMavicのホイールバック(R-SYSの付属品)を担いで歩いて帰りました。先にご褒美を自分にあげてなかった途中でタクシーを拾っていたかもしれませんw

2012年8月17日金曜日

R-SYSシリーズ(2012年モデル)の比較


というわけで購入したMavicのR-SYSなんですが、販売店などの謳い文句では新機軸が盛り込まれた新世代ホイールと言われています。具体的にどういったホイールなのかまとめてみました。と言っても素人まとめなので鵜呑みはしないでください。

まずは2012年モデルのシリーズラインナップから。ちなみに現行の3グレードに切り替わったのは2010年モデルからだそうです。



R-SYS SLR(クリンチャー)/メーカー希望価格 210,000円

まずは最上位モデルのR-SYS SLR。このホイールだけチューブラータイヤ用のものもリリースされています。特色はエグザリット加工と呼ばれるリムコーティングです。このコーティングにはリム磨耗の低減とブレーキ性能の向上という効果があります。また、リムの交換時期になると色が変わって教えてくれるそうです。何色になるんでしょうね?地金が出てくるのでしょうか。

このリムには専用のブレーキパッドが必要なのですが、リム表面がギザギザなので最初の500kmくらいはパッドがガリガリ削れていく(大根おろしと揶揄されています)そうです。このときにパッドから特殊な製剤がリムに浸透し、さらにリムを強化してくれるのだそうです。この頃になるとパッドの減りも落ち着くそうですが、1個目のパッドは大抵磨耗してしまっているのでそのあたりが交換どきなのだとか。

あとは全体的にダークグレーの色味で統一されているため、バイクとのトータルコーディネートが可能ってあたりでしょうか。ホイールはデザインとカラーも重要ですよね。ブラックベースで赤が差し色になっているフレームなんかとよく合いそうな気がします。

じゃあR-SYSとSLのブレーキには特に何もされてないのかと思いきや、UBコントロールという技術でリムブレーキ面が研磨されているので、ブレーキ時の制動摩擦が改善されており振動が無くなっているとのこと。確かにエグザリットコーティングされているSLRにはこの技術は使えないでしょうね。


UBコントロール

R-SYS SL

名前に冠されているSLはSuper Lightの略のようです。その名の通り極限まで軽さを追求していて、R-SYS比で95g(フロント45g、リヤ(M10)50g減)も軽くなっています。そのためにどんな技術を使用しているかというと、R-SYSとR-SYS SLRはISM(インタースポークミリング)というスポーク間のリム表面を削る技術で軽量化を果たしているのですが、SLではこのコンセプトをさらに追求して側面も削るISM3Dという技術を使用しています。また、ハブ(後述します)の素材も一部でカーボンやチタンが採用され、ここでも軽量化を図っているようです。

ISM

ISM3D

また、ホイールの中心にはベアリングというパーツが存在しています。これは要するにホイールの軸受けのことで、この部品の転がり抵抗が軽いほど漕いだ時の出力がスムーズにホイールに伝わるため、メーカーはどこも独自の技術を開発して鎬を削っているようです。

MavicではQRM(クオライト・デ・ロールメンツ・マヴィック)というベアリングシステムを採用しており、R-SYSとSLRではQRM+、SLではQRM SLという上位技術が用いられています。QRM+ではC3レベルの精度で製作されており、シーリング(簡単に言うと軸受けの蓋らしいです)が2重になっているので耐久性が向上しているとのことです。QRM SLはこの技術の精度をさらに高めることで、QRM+よりも12%も軽くすることに成功しているそうです。元々精密な加工がされている小さな部品の重量をさらに1割も削るってすげぇ大変なことだと思います。

C3レベルってなんじゃいと思って調べてみたのですが、これは軸受けのすきまの大きさのことらしいです。具体的にはμm(マイクロメートル)単位の精度らしいです。ちなみに数字が小さいと隙間の大きさがちいさくなるらしい(?)です。このへん計算式とかいっぱいあって難しくてよくわかりませんでした。


QRM+

QRM SL

R-SYS /メーカー希望価格 157,500円

2011年モデルまでは147,000円(メーカー希望価格)でホイールのみの販売でしたが、2012年モデルからWTS(ホイール・タイヤ・セット)化されて157,500円となりました。ホイール本体のスペックは変わらず、カラーリングだけ変更されました。2011年モデルまでは通称レッドカーと呼ばれているようですが、写真を見る限りこれオレンジじゃね?と思います。もっと鮮やかな赤だったら欲しいと思ったかもしれません。今となっては相当探さないと見つからないと思いますけど。

2011年モデルのR-SYS

R-SYSはシリーズのエントリーモデルで、R-SYSシリーズの特徴となっている独自のテクノロジ-や素材が多く使われています。

まず代表的なのがTracomp(トラコンプ)テクノロジー。名前の由来はTraction (トラクション:引っ張り)とCompression(コンプレッション:突っ張り)の2つからきています。通常のホイールはスポークにテンション(引っ張る力)をかけて真円を保っています。この場合カーブの時は内側のスポークに荷重がかかり、外側のスポークからは荷重が抜けるのでたわんでしまいます。R-SYSシリーズの場合は、使用されているカーボンファイバースポークのコンプレッション性能によってこのたわみを防いでいるそうです。

Web上で安心して坂を下れると評価されていますが、その要因はこの技術によるものだと思います。通常のホイールの場合は無意識のうつにホイールのたわみ分を補正しながらカーブを曲がるのですが、R-SYSの場合はそういったたわみが無いので自分の想定どおりのライン取りができるのです(と、OTRの店長さんが言っていましたw)。

スポークにはトラクションもかかっているので、カーブ以外の場合(普通に走っているとき)は普通のホイールと同じようにたわみが防止されています。しかも、通常剛性が高いと振動がモロに乗り手に伝わってしまうので乗り心地は悪化するのですが、カーボンスポークは振動軽減性能が高いため、高剛性と乗り心地の良さが両立しています。

ただ、良いことばかりでもありません。スポークの形状が丸スポークなので、エアロスポークが採用されたホイールと比べると高速度域でのエアロ効果が発揮されないため、抵抗が大きくなってしまいます。また、トラコンプを実現するためにカーボンスポークがリムとハブに固定されているため、振れ取りの際はベアリング内の部品を外してから出ないと作業ができないそうです。自分の場合、振れ取りなんてできないし高速度域のスピードも出せないのでデメリットにはなりませんけどw

自分はてっきり全てのスポークがカーボン製なのだろうと思っていましたが、リアホイールのスプロケ側のスポークだけジクラルという耐久性の高い軽量アルミニウム合金が使用されているようです。どうしてアルミスポークが使われているのかはわかりませんが、スプロケが付いている側の重量配分や強度がうんぬんかんぬんといった複雑な計算の結果なのでしょう。

ハブにはFTS-L(フォース・トランスファー・システム・ライト)という技術が使用されています。ハブは外から見た時にホイールの中心に見える筒のような形状の部品のことで、内部には前述したベアリングという部品が収められています。ハブボディに付けられた爪(この爪を通してホイールを回す動力が伝達されています)をスチール製のパーツで補強することによって、フルアルミ製のハブボディ(これで軽量性を維持できます)ながら、高い強度を確保しています。この技術によってぺダリングパワー伝達効率を向上させています。

Mavicのハブは構成部品が少なく、シンプルな構造になっている反面、すぐに玉当たり調整が必要になるそうです。玉当たりについては自分もまだよく分かっていないのですが、こちら(画像はなくなっていますが)のY's Roadの記事に分かりやすい説明が乗っています。

また、リムの素材としてマクスタルというマヴィック独自のアルミニウム合金が使われています。これは強度、耐食性が良好な6000番台の6106合金と比べて30%ほど耐久性が高いのだそうです。R-SYSシリーズはこの素材を用いることで今までと同じ強度で軽量なリムを実現しているのでしょう。

リムの成型や構造にも独自の技術が使われています。リム材を円形に丸めた後、ジョイント部分を溶接した継ぎ目を滑らかにするために圧延されます。Mavicではこの技術をSUPと呼んでおり、処理後のジョイント部の強度上昇とブレーキ時の振動軽減、ホイールバランスの向上という効果を挙げているようです。

また、構造的にはFOREテクノロジーという技術が採用されており、リムのスポーク面にのみ穴を開ける処理によって20%の剛性上昇と4倍もの耐疲労性を獲得しています。また、これはチューブ・タイヤ側にリームテープを貼る必要が無くなるので、その分の重量軽減にも繋がっています。


FOREテクノロジー

現在、MavicではWTS化が推進されており、2013年モデルではキシリウムのWTS化と80mmディープリムモデルのリリースが控えているそうです(R-SYSのホイール性能に違いは無いということが2012年モデルの購入に踏み切った大きな理由でもあります)。

R-SYSシリーズではSL以外がWTSでリリースされており、前後別設計のMavicのイクシオンタイヤ(フロントがグリップリンク、後輪がパワーリンク)がセットされています。その名のとおりハンドルと直結しているフロントタイヤでは、コントロールを失わないようグリップ力に秀でた設計のタイヤを、動力が伝わるリヤタイヤにはグリップ力と回転抵抗の低減を両立させたもの、というようにそれぞれ専用に設計されたものを使用しています。フロントとリヤで違うタイヤを履いているという人はたまに見かけますが、メーカー側でリリースされているのは珍しいのではないでしょうか。Mavicのこだわりを感じます。

色々と調べた結果、R-SYSをヒルクライム用に極限まで軽量化したのがSLという印象です。SLRはR-SYSと基本設計が一緒で、リムがエグザリットコーティングされているのに20g軽くなっているようです。コーティング分アルミの量が減ったって事なのかな?なんにせよ、全体的な性能を向上させたのがSLRということなのでしょう。


まとめるとこんな感じでしょうか。


SLは目的がハッキリしているのでいいのですが、R-SYSとSLRの違いはチューブラーに対応しているかということとエグザリット加工の有無、僅かな軽量化、カラーパターンの差といったところでしょうか。チューブラーの場合は選択の余地がありませんが、クリンチャーユーザーの場合は色味に一目惚れするか、エグザリットを使ってみたい!という人でない限りR-SYSの購入で良いのではないかと思います。所有欲を満たしてくれるというのもあると思いますが、そのためにあの価格差を払えるかと言うと…俺は無理ですねw

以上、R-SYSを買って良かったなという(SLRを買えばよかったと後悔したくないための)理論武装でしたw

長々とお付き合いいただき有難うございました。

2012年8月16日木曜日

ホイール購入(Mavic R-SYS WTS)


閉店間際のOTR守谷店に駆け込んでR-SYS WTSとスプロケ(ULTEGRAの11-28T)の代金と取付工賃を支払ってきました。散々悩んだ…というほどでもなく、実際考えたのは10数日ほど。欲しいなーと思って情報収集開始=購入フラグという性格は直さないとそのうち痛い目を見ることになりそうなのですが、なかなか直りません。単に我慢が足りないのでしょう。

スプロケは105にしようと思っていたのですが、ちょうどこの日売れてしまって在庫が無くなっていました。ULTEGRAなら何種類か在庫があるということだったので、せっかくだしこの機会に換えることに。DURAにしようかとも思いましたが、2万円を超えると言われて諦めました。流石のお値段ですな…。いつかはDURA、と夢見るだけにしておきます。

◆メモ

今の105のSprocket Sizes:12-13-14-15-16-17-19-21-23-25
ULTEGRAのSprocket Sizes:11-12-13-14-15-17-19-21-24-28

ローが25Tから28Tになるので、コンパクトクランク(50-34T)と相まってヒルクライムが楽になりそうです。逆にトップは12Tから11Tになるのできついダウンヒル時に速度を抑えられて安定するでしょう。R-SYSはヒルクライム向きの軽量ホイールで、Web上ではダウンヒル走行時の安定性も高く評価されているようだったので、特性をより活かす方向でT数をチョイスしてみました。とは言え、坂には全然行ったことがないので宝の持ち腐れかもしれません。そうならないように、今度筑波山あたりに行ってみようかと思います。

スプロケだけの交換(しかも105→ULTEGRA)で何か効果があるのかは疑問です。価格差も2,000円くらい(105が4,593円でULTEGRAが6,560円)ですし、少しずつ製品としてのクオリティが高くなっているくらいしか違いは無いみたいです。具体的には肉抜き穴が多くて軽くなっていたり、表面処理や歯のエッジの加工が丁寧になっているくらいの変化なのだそうですが、こういう風に少しづつ精度を上げていく感じはかなり好きです。

ちなみにどのくらい軽くなるのかSHIMANOのHPで確認してみました。今使っている105の11-25Tは245g、ULTEGRAの11-23Tは209gだそうです。購入した11-28Tはもう少し重いのでしょうが、30gくらいは軽くなるんじゃないかと思います。ほとんど分からないくらいの差ですねw

明後日の三浦半島行きに合わせて購入したこともあり、明日の日中にR-SYSにスプロケを取り付けておいてもらい、閉店前に最終的な組み付けを行ってもらうことにしました。急な話なのに対応していただいて有難いかぎりです。

ちなみに、今使っているチェーンが短くて使えない可能性もあるそうで、その場合はDURAのチェーンに好感してもらうことにしました。そうなったら105-ALTE-DURAの混合ってことになりますね。今から交換後の走りが楽しみです。

2012年8月13日月曜日

ホイールについて考えてみる


ホイールを帰るとバイクの走りは劇的に変わるそうです。今使っているSHIMANOのWH-R501-30-LはRFA5 Equipに付属していた初期ホイールなのですが、Web上の評価を見るととにかく重いようで鉄下駄などと言われています。実際カタログスペックではフロント822g、リアが1,078gとなっています。実際に計ったわけではないので分かりませんが、大抵実物はカタログスペックより重いというのが相場らしく、おそらくFRペアで2kgに迫る勢いなのではないかと思っています。

WH-R501-30-L

ホイールの性能として、真っ先に重量が取り上げられることが多いです。自分も軽ければ軽いほどいいのだろうと思っていましたが、調べてみるとそう単純な話でもないようです。

凄い大雑把に言うと軽いものはヒルクライムに、重いものは平地巡航に適しているのだそうです。軽いホイールがヒルクライムに適しているというのはなんとなくイメージできますが、それと平地巡航性能がトレードオフの関係にあるとは思っていませんでした。とは言え、確かに重いホイールのほうが一旦回り始めれば止まりにくいのだろうというのはなんとなく理解できます。


ならWH-R501-30-Lは巡航速度に優れているのでしょうか。前モデル(WH-R500)と比較すると、エアロスポークが採用されたり、リム高が30mmになったことで確かに巡航性能は良くなったらしいです。だいたい30km/h台での走行に向いているのだとか。SHIMANOらしい素直なホイールで、1万円以下で買えるホイールとしてはコストパフォーマンスが良いホイールだと評価されています。

鉄下駄とまで言われるほど重いホイールなのに、悪い評価が見つからなかったあたり逆に凄いことだと思います。価格が価格なのであまり悪評も立たないのかもしれませんが、調べた限りではエントリーホイールとしてかなり評価されているように感じました。また、2kg近い重さは練習用という観点で見れば地力向上に役立つという考え方もあるそうで、なるほどなーと思いました。

しかし、一説には100g減るとフレームの1kg減に匹敵するインパクトを与えるとまで言われる(モノを売るために誇張されたコピーだと思いますが)ホイールなので、WH-R501-30-Lから別のホイールに換えれば大分走りが変わるのでしょう。

今OTRさんから勧められているR-SYSはシリーズの中では最廉価モデル(上にR-SYS SL、R-SYS SLRというモデルがあります)なのですが、それでも重量はFRペアで1,405g(M10カセット)と500gも軽くなるので、そりゃもう凄い違いになるんじゃないかと。

軽くなったことと、スポークが丸スポークになったので高速での巡航性能は落ちるかもしれませんが、カーボンスポークによる振動軽減とストップ&ゴーの際の漕ぎ出しの軽さによって、ロングライドするときの疲労軽減に繋がるんじゃないかなーと期待しています。そもそも30km/h後半での巡航なんてまだできないですしねw

しかし、このR-SYSはフレームの硬さによって評価がキッパリ分かれているのがちょっと怖いところ。硬いフレームだと好評価なのですが、柔らかいフレームの場合は酷評されています。RFA5はどっちなんだろう…。1本目のフレームだから硬いのか柔らかいのかなんて分かりませんw

硬い硬いと言われるアルミなのですが、ロングライド向けのジオメトリになのでレース志向のRA5みたいにバッキバキに硬いわけではなさそうです。R-SYSとRFA5の組み合わせだとどちらに転ぶのか…。正直バクチ感は否めませんが、WH-R501-30-Lより悪くなるってことは無いだろうとタカをくくっています。

まだ購入するかどうか迷っている段階ですが、これは多分買っちゃう流れに乗っている感じがします。このまま流されちゃうのでしょうかw

2012年8月11日土曜日

取手~津田沼往復


朝5時頃、激しい雨の音で起床。この日はON THE ROAD守谷店のミドルツーリングに行く予定だったのですが、こりゃ中止だなと思って二度寝。その代わり、津田沼のイオンモールで応援している歌手がフリーライブをするというので行ってみました。

R6からr8をまっすぐ進むという単純なルートで、1時間20分ほどかけて31km走りました。鎌ヶ谷を抜けたあたりからr8のアップダウンが結構あって疲れました。アップダウン自体は相模大野に行ったときほど多いわけではなかったのですが、ちょうど谷間のところや上りの途中で渋滞している車列につかまることが多く、坂道でのストップ&ゴーが多かったのが辛かった。

イオンの店内に入る時に、初めてクリートカバーを使ったのですが、結構良い感じでしたね。歩く時の衝撃が大分柔らかくなって、疲れにくくなっているなーと思いました。

16時頃にイオンを後にして帰路へ。途中OTRに寄る予定があったので、手賀沼を越えたあたりでr356を経由してr47へ。OTRで依頼していたR-SYS WTSの見積書を受け取り、ついでにPOLARの24ozボトルとLUMINAの8月号(9月号は売り切れ)を購入。



LUMINA 8月号


これの緑色のヤツ

遅まきながらこれでボトル2本体制になりました。8月18日は大学時代の先輩達と三浦半島に走りに行くので1本だと心許なかったんですよね。三浦市のあたりの坂に耐えられるのか心配ですが、なんとか足を引っ張らないよう走りたいと思います。

ちなみに翌日は見事に疲れが残っていたので、OTRロード練習会への参加は見送りました。19日と26日にもあるけど、18日は三浦半島に走りに行ってるし25日はこ~ぢ倶楽部に行ってるので、やはり見送ってしまいそうな予感がしますw



走行時間:3:22'22
走行距離:79.32km
平均時速:23.5km/h
最高時速:51.4km/h

2012年8月8日水曜日

青山トライアスロン倶楽部(無料体験)参加


青山トライアスロン倶楽部の無料体験を利用して、座学の「初めてのトライアスロン」を受講してきました。トライアスロンといえば、すげー長い距離をスイム・バイク・ランで走り抜くとんでもなくキツい競技で、参加者はストイックな求道者めいたアスリートの人たち…というイメージをなんとなく抱いていました。

が、説明を聞いてみるとそうでもない感じ。トライアスロンは距離によって種類が分かれており、一番短いやつ(スーパースプリントディスタンスと言うそうな)だとスイム375m、バイク10km、ラン2.5kmとなっています。スイムとランは分かりませんが、バイク10kmなら楽なもんです。スイムで疲れていたとしても30分かからないのではないかと(実際はそんな甘くないかもしれませんが)。

倶楽部は3年前に設立されたそうなのですが、代表の関口さんもそれまでトライアスロンに参加したことはなかったそうです。初期に加入したメンバーも同様で、だんだんと距離の長いレースに出るようになっていったのだとか。そういった経緯もあって、初心者の育成・サポートにはかなりのノウハウが蓄積されているとおっしゃっていました。んー、それはなかなか魅力的な話ですな…。

講義は参加者の自己紹介から、トライアスロンの歴史や種類の説明、倶楽部の概要、今までの歩み(大会や練習の写真を見ながら話してくれました)、必要な用品の説明…といった感じで進んでいました。

自分が一番気になっていたのは何を揃えればいいのか、と言うことです。TTバイクが必要なのでは…と考えていたのですが、あれは直線の高速巡航性能に特化しているため、海外のストレートが多いレースであれば有効なのだそうです。日本のレースは周回コースが多いので、ロードバイクでも大丈夫でしょうと言うことでした。と、いうことはバイク関連での追加出費はあまりなさそうです。


TTバイクってこんなヤツ

と言っても全くのゼロというわけでもなさそうで、トライアスロン用のバイクシューズがあるのだそうです。ベルクロがマジックテープになっていて、踵にストラップが着いているそうで、シューズをビンディングに付けっぱなしにして、フレームに輪ゴムで固定しておくとスイムからバイクに移行するときのロスが少なくなるのだとか。別にこれは買わなくてもいいとは思いますが、絶対欲しくなる気がします。

こんな感じで固定するらしい

あとCO2インフレータ(圧縮空気のボンベを使って一気に空気を入れるヤツ。パンクのとき使う)も買っておいたほうがいいのかも。これは今年から使用可能になったらしいです。トライアスロンは「自分ひとりの力で」って理念があるから、今まではポンプでシュコシュコ空気入れるべし、って感じだったんだろうな。

また、ランではランニングシューズとサングラス、サンバイザー(もしくはキャップ)が、スイムではウェットスーツとゴーグルとキャップ(レースでは必ず支給されるので練習用として)、水着が必須とのことです。


サングラスはバイクでも使うから購入を検討しているんですが、度付きのにするかコンタクトにするかで悩んでいるんですよね…。ちなみに倶楽部ではコンタクト派の方が多いとのことでした。俺もコンタクトにしようかなぁ。アイウェアの選択肢も広がるし。


ウェットスーツはロングジョン(半袖タイプ)と長袖タイプがあって、長袖の方がオススメ…というかほぼ一択らしいです。長袖の方が抵抗の関係で速度が上がるし、寒い季節でも使えてクラゲ避けにもなるからだとか。また、ゴーグルもプール用とオープンウォーター用のものがあって、後者はアイカップが大きくてクッション財もシリコンだったりするそうです。


他には、心拍機能付きの腕時計やゼッケンを留めるレースベルト、大会で使うものがすべて入るトランジッションバックなんかが必要になるそうです。ぬー、やはり細々と出費がかさみそうだなー。


ちなみに青山トライアスロン倶楽部では、ゼロから始める人向けにスターターキットというものが用意されています。バイクを持ってないならこれで一気に揃えるのも手だと思いますが、SORA以下のコンポ(2300を使っているようです)のバイクなんていらないしなぁ。


スターターキット

バイク関連を抜いたスターターウェアセットがあるといいんですけどね。って言ったら、早急に検討しますと言っていただけました。実現すると嬉しいですね。

最後は質疑応答の時間になっていて、色々な質問に関口さんが丁寧に回答してくれました。予定時間をオーバーして2時間30分くらいかかりましたが、(さすがに仕事の後だったので少し眠かったですけど)楽しい時間でした。


最後に、補給食のパワーようかんをお土産にいただいて帰路につきました。んー、どうしよう。入会するかどうか迷いますね。9月から勤務先が大崎から横浜になるかもしれないので、今後の生活リズムがちょっと読めないのもありますし。どうしようかな…。


POWER YOUKAN