2012年8月19日日曜日

三浦半島一周(はじめての100km超え)


綺麗な景色とほどよい距離、美味しい海鮮が食べられるなどの理由から、関東の自転車乗りの間でかなりメジャーなルートである三浦半島一周に行って来ました。

発起人は大学時代の先輩であるくま先輩。過去に何回もトライアスロンを完走しているバリバリのアスリートです。三浦半島一周の経験も豊富で、ルートは全てお任せ。こちらは黙って着いて行けばいいだけなので気楽に楽しめました。しかし、くま先輩には最近自転車にハマった自分をふるいにかけようという心積もりがあったそうです。なんと恐ろしい…。

ちょこちょこ夜に走っているのが良かったのか、大きく遅れてしまうようなことはありませんでした(坂を除く)。もし足を引っ張ってしまっていたらどうなっていたのかは分かりませんが、とりあえず一安心といったところです。

先輩の愛機はANCHORの1世代前のハイエンドレースモデルであるRHM9(現在はRIS9にモデルチェンジしています)。ANCHORのバイク同士で走れるんだーと楽しみにしていましたが、あれは決戦用とのことで練習用のロードでの参加でした。フルカーボンですしね。練習+通勤+ロングライド用バイクとのことでしたが、ホイールはカンパのニュートロンを履いていました。海外通販で安く入手したそうですが、それでも8万くらいだったそうです。


ニュートロン・ウルトラ(2012年モデル)/102,900円(メーカー希望価格)


奥の白いフレームがくま先輩の練習用ロード

くま先輩以外の同行者は同じく大学時代の先輩であるBB先輩とにゃぽ先輩のお二人。BB先輩はくま先輩のお下がりのクロスバイク(をドロップハンドルに改造したもの。パーツの調整にひどく苦労したそうです)で、にゃぽ先輩はルイガノのクロスバイクに乗っていました。


BB先輩のドロハンクロス


にゃぽ先輩のルイガノ

集合時間の30分前に桜木町駅に到着。駅の蕎麦屋が目に入ったので、走る前に腹ごしらえをすることにしました。家を出る前に食べて来たので、この日はこれが2回目の朝食。出来合いの麺でしたが、つゆをお店で作っているようで結構美味しい蕎麦でした。割り箸を割ってさぁ食べようと思ったときにくま先輩から到着した旨のメールが着信。急いで食べて駅前の広場に向かいました。


駅そばの500円セット

駅前の広場でくま先輩と合流し、自転車を組み立てている間にBB先輩とにゃぽ先輩も到着。自分以外は全員自走組でした。

8:30頃に桜木町を出発。まずは最初の補給地点である5kmほど先のコンビニ(ファミマ)を目指します。途中通った横須賀街道沿いの運河(川かも)が陽光を反射していて綺麗でした。

30分ほどでファミリーマート磯子丸山二丁目店に到着。自分は霧島の天然水1Lを購入して20ozボトルと24ozボトルに注ぎました。20ozボトルにはメダリストのアミノダイレクト5500を投入。先輩がたはコンビニに立ち寄るごとにロックアイスを購入していたので、毎回氷を分けてもらいました。ありがとうございます。


アミノダイレクト5500

その後は横須賀に向かったのですが、ここ5ヶ月ほどデスマでロクに運動できていなかったというにゃぽ先輩が体調不良でダウン。ゆっくりペースで小休止を取りながら進みました。それにしても、この日は我々と同じように日程をずらした人が多かったのか、ロード、クロス、MTBとたくさんの自転車乗りが走っていました。一度など、10台くらいの集団を見かけました。トゥークリップを付けて走っている人を初めて見かけました。クラシックスタイルのロードではないのに付けているとは珍しいと思います。

横須賀では湾内に潜水艦が停泊していたり(自分は気づきませんでしたがBB先輩曰く2隻いたそうです)、USネイビーがドミノピザで山積みのピザ箱をワゴンに積み込んでいたりと、普段見られない光景を見かけました。


前を牽くくま先輩

10:40頃に2回目の補給ポイントであるミニストップ横須賀平成町店に到着。先輩方はアイスを購入していましたが、一個食べきる自信が無かったのでパス。20ozボトルの残量が僅かになっていたので、購入したボルヴィック500mlを追加投入したのですが、アミノダイレクトの風味が僅かに残ったまずい水になってしまいました。次からは飲みきってしまうことにしましょう。それにしてもコンビニのレシートは便利な記録ですね。ブルベでCPとして使用されているのも頷けます。


ミニストップ横須賀平成町店

少し空腹感を感じたので、出発前にハニースティンガーのワッフル(バニラ味)を食べました。天然由来成分だけを使用していることをウリにしている商品です。実際、なかなか美味しいと思います。


ハニースティンガー(バニラ味)

また、ここでにゃぽ先輩が限界とのことでDNF。次はもっと鍛えて来るとリベンジの抱負を語って自走で帰還していきました。

横須賀を出発してR16を南下。三浦一周したブログでよく見かける馬堀海岸が左側に広がります。海が見えるとなんともいえずテンションが上がりますね。チラチラを左に広がる海を見ながら走りました。

観音崎公演には寄らずにそのまま通過。横須賀美術館の庭では大勢の親子連れがシャボン玉を作っていました。何かイベントがあったのでしょう。また、観音崎海水浴場を通った時間がちょうど昼どきだったので、バーベキューの良い匂いが鼻腔をくすぐりました。羨ましいですなぁ。ちなみに先輩達は「金持ちとリア充どもの匂いだ」と吐き捨てていました。


海水浴客が大勢来ていました


久里浜

浦賀を通過し、次の補給ポイントである久里浜のコンビニに到着したのが11:50くらいでした。くま先輩はこの時点で結構疲れたと言っていました。そりゃ板橋から自走してきたうえにここまで先頭を牽いてきたのだから疲れもするよなぁと思ってみたり。疲労はそんなでもなかったのですが、さすがに暑かったので自分もガリガリ君を買って食べることにしました。

外の段差に座って齧っていたら、「やっぱみんなガリガリ君なんだなーw」と言う声が。補給に来ていた別のローディーさんたちです。話を聞いてみると我々と同じように三浦一周をしているのだとか。もしかしたらまたお会いするかもしれませんねーと言って、我々は出発。

R212沿いの火力発電所(少し前は休業していたらしいですが、今は全力稼働中とのこと)を見つつ走ります。正確には覚えていませんが、確かR215の劍崎あたりの坂が辛かった。横須賀で休憩している時に昼飯前に結構キツい坂があるよ、と言われていた坂はあそこだと思います。

こちらはインナーローでハァハァ言いながら上ったのですが、目の前をBB先輩が低いケイデンスですーっと上っていったのが気味悪かった。なんなのあの人。トルク重視にも程がある。

ホイールがR-SYSになって軽くなっていたことと、ロー28Tのスプロケを導入していたのでまだマシだったのだと思います。旧ホイール+旧スプロケだったら足を着いていたかも。ただ、早々にインナーローにしてしまうのではなく1段くらいはうえのギヤでいけたんじゃないかという気も(根拠無く)していたので、前の仕様でもなんとかなったような気もします。この辺は気力というか、我慢しだいですしね。

ちなみに、この後坂が3~4箇所ほどありましたが、この最初の坂が一番キツかったですね。引き足を使うことを意識してシッティングで(ダンシングのやり方知らないので)登ったのですが太ももがジンジン痺れました。あれは毛細血管に血液が勢い良く走る感覚なのかな?

その後、すいか畑の横を走り抜けて城ヶ島へ。城ヶ島大橋料金所を通る時、料金を払わなかったのでいいのかなぁと思ったのですが、自転車は無料なんですね。「軽自動車:50円」を「軽車両:50円」と見間違えていました。


すいか畑


三崎港に入港する船

この橋は高いところを通っているので、眼下の景色が良かったのもあって気持ちよく走れました。橋から島に入る時の坂(ぐるっとRを描く割と長い坂でした)を降りるのも楽しかったですね。後で帰りはこの坂上るんだよと言われるまでは、ですけどw

13時頃にくま先輩行きつけの定食屋さんに到着して昼食タイム。冷えたビールを飲んで座敷に寝転がりたかったのですが、ぐっと我慢。ここのおかみさんは優しそうな人で、丁寧に出迎えてくれました。


梶ノ亭


三色丼(大盛り)

食後、出発してすぐに久里浜で会ったローディーさん達とすれ違いました。向こうはこちらに気付かなかったようですけど。先ほど降りた坂を上がり、14:15頃にセブンイレブン三浦初声店に到着。水が切れかけていたので、サントリーの天然水1Lとガリガリ君ソーダを購入。このあたりで軽い頭痛がしていたのですが、軽い熱中症になりかけていたのかもしれません。余った水を被って強制冷却するものの、結局この日は最後まで頭痛が消えることはありませんでした。幸い頭痛が酷くなることはなく、翌日には綺麗に消えていました。

その後R134を北上して葉山に至りました。15:20頃にくま先輩オススメのマーロウ葉山店に到着。大変混んでいましたが、20分ほど待って店内へ。汗臭い男三人でおしゃれな店内に入っていいものか迷いましたが、先輩達は慣れたものです。すっと店内の席に座っていました。


秋谷あたりの海

自分は葉山店8周年記念の限定商品、葉山ロイヤルパンプリンをオ-ダー。美味しいけど、密度が高くてかなりお腹にたまります。くま先輩はよく2個も食べれるなぁ…。頑張れば3個はいけると豪語してましたけど。


いい感じのテラス(店内で食べたので使いませんでした)


葉山ロイヤルパンプリン


先輩方のオーダーしたプリン

マーロウでこの後の予定について少し話しました。当初の予定では逗子駅から輪行するつもりだったのですが、まだ余裕があったので桜木町まで戻ることにしました。100kmオーバー走っておきたかったのと、三浦半島一周というからには円を閉じておきたかったというのもあります。

そういえば、葉山から逗子に抜けるトンネルは歩道と車道の間に広い路肩が作られていて非常に走りやすかったです。どのトンネルもあんな感じに整備してくれたらありがたいのですが。


広い路肩を走るくま先輩

途中、ここまで先頭を牽いてくれたくま先輩が流石に疲れてきたということでBB先輩と先頭を交代。桜木町までの間に1回コンビニで休憩し(ここでは買い物しなかったので場所と時間は分かりません)、17:56頃に関内に到着しました。

この道をまっすぐ行けば桜木町駅だよ、というところで先輩がたと別れた(先輩がたは自走で帰った)のですが、なぜか迷ってしまって関内駅に戻ってしまったんですよね。ちらっと二郎関内店に行こうかとも思いましたが、流石に気力が湧かなかったので素直に帰ることにしました。ちょうど同じ頃に友人が関内店に並んでいたみたいなのですが、各地の二郎がお盆休みで人が集中したのか、100人待ちの大行列ができていたそうです。行こうと思わなくて正解でした。

そんなわけで、京浜東北線で関内駅から上野まで、常磐線で取手まで輪行。途中、山手線が人身事故で運転を見合せていたようで、その分の乗客が京浜東北に乗ってきていました。通勤ラッシュほどではないにせよ、社内は結構な混雑でした。買ったばかりのR-SYSのカーボンスポークに誰かがぶつかって破損するんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、幸い何事もありませんでした。

取手駅で自転車を組み立てて、自宅まで自走で帰宅。この日は115kmほど走ったのですが、思っていたほど足の疲れは残りませんでした。翌日は筋肉痛でパンパンになるかと思っていたんですけどね。
この日のルート


走っている間は足よりもバックパック(初めての三浦一週ということで気負って荷物を入れすぎた)の重さがかかった肩と腰の方が辛かったです。しかし、何よりも辛かったのがお尻でした。サドルと坐骨が接する場所と、レーパンのパッドの縫い目がちょうど一致している感じだったので、長距離乗っているうちに擦れて痛かったんですよね。もうすこし座面側のパッドが広いレーパンを探してみようかな。シャモクリームとか使えばマシになるのかもしれませんが。

あと、取手駅に着いたら片方クリートカバーが無くなっていました。どこで落としたんだろう。全然気付きませんでした。まだ2回しか使ってないのに勿体無い…。

終わってみれば、もう少し走りたいなーと思うくらい楽しいサイクリングでした。くま先輩、BB先輩、にゃぽ先輩、有難うございました。またどこか行くときはご一緒させてください。

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