2012年8月3日金曜日

こ~ぢ倶楽部の平日レクチャーに参加しました


埼玉県東松山市を拠点に活動しているこ~ぢ倶楽部の平日レクチャーに参加してきました。ここではヨーロッパで活躍した元プロロードレーサー、相沢康司(旧姓:福島康司)さんの指導を受けることができます。

始発で向かいましたが、集合時間である6:30には間に合わず、到着は7:00を少し過ぎたあたりでした。間に合わないことは申込み時に伝えてあったので問題は無かったのですが、レクチャーに入る前の事務手続きが慌しくなってしまったので、大人しく前泊すればよかったですね。(朝起きることができれば)自主朝錬にも参加できるし、次の機会があったら狙ってみようかと思います。


ぢてんしゃ広場(奥)と焼肉れすとらん大幸(右)

受付などの事務処理はこ~ぢ倶楽部のスポンサーである焼肉れすとらん大幸のおかみさん、孝子さんがしてくれました。孝子さんは事務処理だけではなく、朝食として彩来留縁びと御味噌汁を出してくれたり練習中にお水やアクエリアス、梅丹のぶどう糖ラムネを持ってきてくれたりしました。そのおかげで補給について何も気にせず練習に集中できるという、たいへん贅沢な環境でした。

彩来留縁びと御味噌汁

Meitanぶどう糖ラムネ

ちなみに受付の時、vivaの気づきベルを半額(\500)で買えるというので購入してみたり。こ~ぢ倶楽部の自転車は皆これが着いているのだそうです。また、賞味期限ぎりぎりだという梅丹本舗のぶどう糖ラムネを一袋いただきました。平日レクチャーには土日にやっている「ビビンバユッケキャンペーン」のサービスが無いからその代わりなのだそうです。うーむ、そのあたりは承知の上で申し込んだのに。ありがてぇ話です。遠出する時に食べさせてもらいますね。

viva 気づきベル

他にもこの日は東京サンエス株式会社の社員さんとこ~ぢさんが駆け出しの頃に雲の上の存在だったという選手の方も来ておられたようです。最初の自己紹介の時に自分はいなかったので、そのことを知ったのは一番最後…大幸の宴会場で昼食を食べている時でした。言われてみれば確かに受付名簿に「招待」って書いてある方が何人かいましたね。入り口にも「歓迎 東京サンエス株式会社様」って書いたボードが飾ってありましたし。

ちなみに東京サンエス株式会社さんはDixnaやTESTACHなどのブランドを世に送り出した会社です。こ~ぢ倶楽部のレンタル用バイクはTESTACHなので、バックアップを受けているのでしょう。調べてみたらサンエスさんの本社が上野にあって驚きました。以外に近いw

しかも、レクチャー後にサンエスさんから「今日一緒に練習したのも何かのご縁ということで」と、お土産をいただいてしまいました。この日に受講を申込んだのはラッキーでした。


いただいたおみやげ

この日はじめてお会いしたこ~ぢさんは目がキラッキラ輝いてて目力が半端無かったです。筋肉の付き方も凄かったし、さすが元プロだなぁという感じ。ただ、説明が長嶋茂雄みたいに擬音が多い感覚的なものだったので、なかなか理解できなかったのが難点でした。おそらくこ~ぢさんが無意識にやっていることを、「何故そうするのか」「そうすることでどういった効果があるのか」という点をこ~ぢさん自身が把握し切れておらず、言葉に落とし込めていないためではないかと思います。

とは言え、こ~ぢさん自身に魅力があるのでレクチャー自体は楽しいものでした。言葉では分からなくても、こんな感じでやってくださいって言われたことをやってみたらあー確かにと納得することが多かったです。こ~ぢさんは生徒の意見もちゃんと聞いてくれる人(たまに怒られることさえあるそうです)なので、HPに書いてある通り日々レクチャーが進化しているようです。実際、以前は習得するのに長い時間がかかったというペダリング技術(フラミンゴなど)は、今では遥かに短い期間で習得できるようになったそうです。このままどんどん進化を続けたらもの凄いレクチャーになるんではないでしょうか。

この日のレクチャーは大まかに分けてブラケットの握り方のレクチャー→三本ローラー→実走という流れでした。


ビニールハウスを転用した感じのぢてんしゃ広場


◆ブラケットの握り方

今まではブラケットトップを人差し指と親指で輪を作るようにして握ってきましたが、こ~ぢさんが言うにはもっと軽く持つように、とのこと。(自分なりに)要点をまとめると以下のような感じ。
 -中指を中心に手を回転させながらブラケットを持ちに行く。
  →これによって肘の内側が上を向く。
 -薬指はブラケットの付け根にそっと添える。
 -親指はブラケットトップに針の先ほどの力で置く。
 -中指をブレーキにかける。
 -手のひらは小鳥を持つ時のようにふわりと握る。


軽く持つだけだと段差に乗り上げた時に簡単に手が滑ってしまうのでは…と思ったのですが、こ~ぢさん曰く肩甲骨あたりの筋肉を使うことを意識しながら持つと簡単にズレないポイントが見つかるのだそうです(このポイント…というか背筋の使い方は最後まで分かりませんでした)。また、危ないなと思った時に親指をすっと落として薬指から絞るようにブレーキを強く握りましょう、とのことでした。前者に関しては、何回か通っていけば理解できるのかな、と思っています。

ハンドルを軽く持つのは、フロントに余計な力や荷重をかけないようにするためなのではないか、と個人的には考えています。後述しますが、これができないとハンドルがブレてしまってローラー台にまともに乗れないんですよね。

◆三本ローラー

ローラー台自体初めてだったので、かなり怖かったです。おっかなびっくり漕ぎ始めるとすぐにハンドルが左右にぶれてしまい、慌ててハンドルを握りにいくとさらに激しくハンドルが暴れてしまうという悪循環。

これを見ていた(見かねた)常連(2年間通ってらっしゃるそうです)のNさん、自分の練習の時間を割いて自分に乗り方を教えてくれました。ハンドルが暴れたのは前乗り気味でハンドルに体重がかかっていることと、ペダルを踏みすぎた反動で体が安定していことが原因だということを教えてくれました。お陰様でなんとかローラー台で手放しで漕げるようになりました。


小さくてわかりづらいけど手を放してます

ローラー練習の最初、途中、最後くらいに各人の練習を撮影したものを流しながらこ~ぢさんの講評を受ける時があるのですが、最初に撮影した自分の姿に正直ショックを受けました。自分ではもう少しマトモなフォームで走っているイメージだったのですが、実際はあんなに格好悪かったとは…。

ミノウラの3本ローラーが10台以上並んでいました

ロラ練の後に振る舞われた小豆のかき氷

Nさんの模範ペダリングも見せてもらいました。さすが常連さんだけあってこ~ぢさんのリクエストに即座に応えて色々見せてもらいました。ペダルを11時-5時で止めるフラミンゴ、3時-9時で止めるやつ(これ名前あるのかな?)と、その上体でクリートの着脱を行うクリートパチパチを様々なテンポで見せてくれました。ちなみにフラミンゴの時は5時の方向へ伸ばした足がシートポストと平行になっていることが望ましいのだそうです。

ペダルを止める際は両膝をシートポストの方へ引き、足は外側に突っ張るようにするのがコツなのだそうです。こうするとバイクと自分の身体をガッチリ一体化させることができて、重心が下がるのでイザというとき最後まで制御を失わずにすむとのこと。これはDすけ(少し前までこ~ぢさんの下で修行していた方。少し前に選手として独立したそうです)さんとこ~ぢさんのコーナリングを写したビデオを見ながら説明してくれました。

また、チェーンを張る感じを意識することが大事とも言っていました。チェーンにちゃんとテンションが掛かっていると、チェーンリングの歯と噛みあうのでパワーロスが少なくなるとのこと。漕いでる時にチェーンが張ってるな、と感覚で分かる時がある、とのことでしたが自分には分かりませんでした。これも通ううちに分かるようになるのでしょうか…。


◆実走

3時間くらいみっちりローラーに乗った後、実走へ。

実走前、大幸の駐車場で待機中の皆さん

田んぼの中の道をぐるぐる周回しながら集団走行の際に狙ったラインを走れるようになるためのレクチャーを受けました。これができない人が集団の中で走ると危ないので、首根っこ掴まれて集団から弾かれてしまうのだそうです。首根っこ云々はさすがに極論だと思いますが、集団の中でフラフラ走っていたら避けられてしまうのは間違いないでしょう。ツールなどでは同集団のタイム差は無いため、「集団内で1人に抜かれたら100人に抜かれたと思ってください!」とこ~ぢさんは力説していました。

実走ではハンドサインを使用せず、口頭でお互い注意し合って走ります。が、普段なかなか大声を出す習慣が無いもので、気恥ずかしくてなかなか大きな声を出せません。出したとしてもそれが自分に対して言われているものなのか判別がつかなかったり、風切り音にまぎれてよく聞こえなかったりで、じきにトーンダウンしてしまう感じ。結局、この日の実走では終始こ~ぢさんに「もっと大きな声出しましょう!!」と叱られっぱなしでした。

実走は基本的に手放しです。この状態で2人1組でのローテーション練習や併走距離を保ちつつ蛇行したりしました。ギヤは重めを推奨しているようで、基本的にアウターのチェーンリングを使いました。自分は軽く漕ぐのが好きなので、何回かアウターを使うよう注意を受けてしまいました。手放しの状態ではギアチェンジやハンドル操作ができないため、ペダリングと体重移動でスピードや位置関係をコントロールします。

5人1チームでトレイン走の練習(これはさすがに手放しではありませんでした)もしましたが、偶数番目を走っている人は常に前を走る人の風下側に入るよう言われます。これもモタモタしていると叱られますw

◆残念だったこと

自分のビンディングシューズは少し大きめ(シマノサイズで言う43.0=27.2cm)だったので、ワンサイズ下(42.0=26.5cm)のシューズを借りることになりました。また、バイクも165mmクランクのものを借りることに(自分のRFA5は170mm)なりました。正直、自分のバイクとシューズで練習したかったです。

また、最近クリートをいくら調整しても2~30km走ると膝(特に左膝)の後ろが痛くなるので、この日アドバイスを貰いながらクリートのセッティングを出したかったのですが、それはできないまま終わってしまいました。これは次の機会を狙ってみようと思います。

◆貰ったアドバイス

 -RFA5付属のサドルが後ろ乗りしづらい(かなりパッドが厚い)ものなので換えた方がいいかも
 -サドルを1cmくらい上げても良いかも
とのこと。これは自分でもできるのでおいおい試してみます。

◆昼食

14時頃にぢてんしゃ倶楽部に帰って冷水のシャワーを浴びます(温水も出るそうです)。その後、受付時に指定していたランチを食べに大幸いの宴会場へ。自分は国産カルビ定食をいただきました。体を動かした後なのですげえ美味かったです。

国産カルビ定食(ごはんはおかわり自由)

デザート

ここでこ~ぢさんの熱い解説入りでプロ時代に走ったレース(2005年のツール・ド・ランカウイ)の映像を見ました。山岳賞をアジア人に渡したくないヨーロッパの選手が暗黙の了解(集団内にポイント争いに食い込んでいる選手がいたら譲る)を破ったことに腹を立てたこ~ぢさんが、レースに関係無いところで突き放したときの実況で「この男は大人しく走るということができないんでしょうか」という言葉がすげえ面白かったw

食事の後は参加した各人がレクチャーの感想を言って、この日のレクチャーは終わりました。帰りは美林さん(こ~ぢさんの奥様)に「輪行で来たなら駅まで送りましょうか?」と言っていただきました。が、孝子さんからなめがわ温泉 花和楽の湯(こ~ぢ倶楽部のスポンサーさん)の無料入浴券を頂いていたので、そちらに自走で向かいました。まさか帰りは送ってもらえるとは思っていませんでした。まさに至れり尽くせりってヤツじゃないですか…。ありがてぇこっちゃで。

ちなみに、花和楽の湯に向かう途中に未知に迷い、やっとリカバリーしたと思ったら後輪のパンクに見舞われました。ちなみに購入してから初のパンクです。よりによって一番疲れてドロドロになっている時にパンクするとは…。マーフィーの法則ってヤツですかね。納車時の説明やOTRの講習会でチューブ交換の方法は(うっすらと)覚えていたので、なんとか修理できました。チューブ交換に30分以上かかるとか全然ダメダメですな…。


温泉の看板

中庭

花和楽の湯は広くて落ち着いたつくりで、とてもリラックスできました。リラックスしすぎて、友人が渋谷のクラブで開始したDJイベントに間に合わなくなる時間までゆっくりしてしまいました。しかも、家に着いたらいつのまにか寝てしまって、結局イベントには行かなかったという始末。これはあかんなぁ…。

次は25日に行く予定になっているのですが、土日は自主朝練が無い代わりに17時までみっちりレクチャーを受けられるようです。これだけの内容で5,000円というのは破格の価格設定だと思いますよ。25日はまだ満員になっていないようなので、お暇な方はご一緒にいかかですか?

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