2013年10月1日火曜日

もてぎで落車

29日はツインリンクもてぎで開催されたもてぎエンデューロに、ON THE ROADのチームで参加した。当日朝4時にON THE ROAD守谷店に集合し、レンタルした観光バスで出発。今回、ON THE ROADは守谷店だけで42名、つくば店と合わせると90名という大所帯になっていた。バイクもトラックで運んでもらえるので、バスの中で寝ているだけで会場に着くという厚遇っぷりだった。


トラックに積まれたバイクや器材類

到着30分ほど前に色川さんの車内アナウンスで全員起き出し、購入しておいた朝食を摂る。レースに対する注意点(遅い人のコース取りとか、路線変更は後方確認の上行うことなど)のレクチャーがあった。この間、チーム票が回覧されたのだが、これで初めて自分がチームミノ(今回OTRは全員焼肉の名前が付けられていた)のメンバー4人の中の1人だということを知った。

会場に到着したのは6時頃。7時からの試走を前に皆でバイクをトラックから降ろしてピット前に用意されたバイクラックに運んだり、配られたゼッケンを付けたりと慌ただしく準備を進める。ここでチームミノの人達とご挨拶。お一人はバスで隣の方だった。とりあえず出走する順番をじゃんけんで決めたら、自分が第一走者になってしまった。とりあえず3周で交代しましょう、と約束をして試走開始の時間を待つ。


朝のパドック裏


パドック前のバイクラック

7時ちょうどくらいに試走に出る。ここ最近仕事で忙しくてロクに走れていなかったので、足がものすごく重い。一緒に走るミノのメンバーに着いて行くのがやっとというヘロヘロっぷり。ちなみにこのときLAPをGARMINで計ってみたら9分台だった。試走は3周程で切り上げ、後はスタートを待つだけ。7時間エンデューロスタート前のキッズレースのスタートを見ようと思ってコース前で待機していたら、スタート10秒前に集合写真を撮るから集まれとの声がかかった。タイミングの悪さに苦笑しつつ集合写真をパチリ。


お店のHPの写真をお借りしました

その後、高まる緊張と共にスタートラインへ。スタート15分前くらいだったら後ろの方に並べるだろう…と思っていたけど割と前の方に並べてしまった。数えてみたら6列目くらい。周りを見回してみると、本気度の高い人たちはインカムとか付けてて驚いた。本気で上位狙おうとしているチームは違うなぁ。


スタートライン前


ちなみにこんなコース

なんか偉い人の挨拶とか並走してくれるプロの人の紹介があってからスタート。その直後、①の右カーブのところで落車発生。自分から左前方の離れたところで発生したので巻き込まれなかったけど、ガタガタ巻き込まれて倒れていく人が見えた。90°コーナーを抜けた先の坂は絶妙な斜度で、シッティングだときついけどダンシングするほどでもないという感じ。この先で2回目の落車が発生したと思うけど、1周目だったか2周目だったか、どこで起きたのかは覚えていない。この時は自分も落車するとは全然思っておらず、自分も注意しようとか思っていた。

2周目の坂の時点でもう足がキツくなっていたので、坂はあまり頑張らずにその後の下りで少し取り戻す感じで走る感じで行こうと目論んでいた。今思うと、この考えが後の落車に繋がったのかもしれない。

3周目、坂を登った後のヘアピンをクリアしてV字コーナーに差し掛かった。先頭集団の最後尾に着いていた自分は左後方がクリアであることを確認し、外側へ抜けて追い上げようとした。このときは前方に位置する車列に遮られていてコース上に停まっているバイクは視認できなかった。外側へ抜けて視線をカーブの先へ向けた瞬間、進路上にバイクが停まっているのに気付き、その一瞬後には激突していた。

まさかコース上にバイクがいるなんて思っていなかったので非常に驚いたが、くま先輩曰くクローズドエンデューロは平坦な割に何が転がっているか分からない安全とは言い難いイベントであるとのこと。そのあたりを知らなかった経験不足が原因だったのかな、と思う。思うのだが、正直ぶっちゃけるとあんなとこにバイク停めるなよ、と思ってしまう。しかし、あのV字コーナーは高速コーナーなのでコースアウトしないよう誘導していたのだと思うし、そのあたりを考えると怒るのもアレだなぁという気もしてモヤモヤした気分になってしまう。

このとき、自分の後ろに着いていたYさんを巻きこんでしまった。Yさんも初レースということだったのだがそれを台無しにしてしまったことは本当に申し訳のないことをしてしまった。自分の無念さが大きいだけに何と言って謝っていいものか…。せめて、落車した際に割れてしまったヘルメットと、曲がったハンドル修理の工賃はこちらで負担させていただくことになった。Yさんも大きな怪我は無いとのことで、そのことには(いやらしい話だが金銭的な面も含めて)ホッとしている。

ヘルメットと言えば、自分のストラディウスバリには本当に小さなかすり傷しかついていなかった。内部が潰れている可能性があることは承知しているが、正直そんなことになっているとも思えないので、買い換えなくてもいいかなぁと思っていたりする。


どう探しても傷はこれだけ

メットも軽症なら身体も軽傷だった。激突した瞬間のことはあまり覚えていないが、なんとなく棒高跳びで跳ぶ瞬間の時のような"しなり"を感じた後、一拍遅れて投げ出される感覚だったような気がする。左前方からバイクに突っ込んだこと、フロントフォークの左側に大きなクラックが入っていることを考えると、おそらくフォークがほとんどの衝撃を吸収して折れてくれたのではないかと思う。

クラックの入ったフォーク

このとき、色川さんが自分のチームのリザルトもあるのに停車してくれて、車体を点検してくれた。前述したように、フォークに大きなクラックがあるため、ブレーキをかけたはずみで折れる可能性があるので乗らないように、とのこと。当然自分のエンデューロレースはここで終了である。チームミノだけではなく、色川さんやYさんにご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ないことをした。

このとき来てくれていた回収車は既に2台自転車が積まれていてもう乗らないらしく、改めて回収しに来るから待機してるようにとの指示があった。待ってる間、ここなら普段撮れない写真が撮れるんじゃないかと思い、何枚か撮ってみた。


右奥の赤いヘルメットの人のあたりにバイクが停まっていた(と思う)


ヘアピンをパスしている集団


ヘアピンをパスして…


70Rへと向かっていく

かなり待たされた後、回収車に自転車を乗せて助手席に座らせてもらい、ピットまで送ってもらう。リザルトを見ると40分近く浪費してしまっており、これが無かったら周回数的に30位台は間違いなかっただろうに…と思うと今でもうおおおおおと頭を抱えてしまう。

それはそれとして、滅多に無い貴重な機会である。車内からも何枚か撮ってみた。運転手から見たら気楽な奴だなぁと思われたかもしれないが、落車してしまった以上は別の方面で楽しもうと考えていた。


助手席からコース方向を撮影


コース外のトンネル通過

ピットに戻った後、計測チップをチームミノの方にお渡しして山本さんに車体のチェックをしてもらう。その結果、フォークは交換しないと駄目だがフレームは問題なさそうとのこと。また、R-SYSのスポークも何本かハスっていて、1本はリム穴から外れてしまっているので修理が必要らしい。今見積もりを作成してもらっているが、いくらになるのだろうか。ちょっと不安である。


リム穴がイカれてしまっていたら全損かもしれない

この後はやることないので、ずーっとOTRの人達を撮影しまくって終了。なんにせよ、1回もピットインできなかったのは無念で仕方が無い。ちなみに、10/12はシクル・マーモットで参加するかすみがうらエンデューロにエントリーしているのだが、それまでに自転車が治ったらピットインすることをを目標にしてみたいと思う。

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